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今の社長の思い
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お子様が、かわいいければ、かわいいほど、「お子様に、農家をやらせないで欲しい」と私は、思います・・・
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なぜなら、このような両親の考えに従順に従って苦労した、苦労している人間を数多く知っているからです・・・
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そんな事を言われたら、これから先、俺たちは、食べる物に困ってしまうと、叫ぶ、怒る人は多いと思いますが、そんな事を言う人に限って、相手の事を考えていないと、
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私は、思います・・・
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私は、結婚して45年近くになります。
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そんな私が「私の創業時の思い」にも書いているように、知識がないと、知識を持つように努力しないと、人並みのお金を持つ事さえ出来ないし、他人様と付き合う事も出来ない、だから馬鹿にされる、そして結婚する事さえ出来ないと思います・・・
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他人様の事を論じるのは、悪いですが、今、農家では嫁不足とか言われて結婚していない、出来ない人が多い。
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しかし、これは、今に始まった事では、ありません。
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私が就農した昭和45年過ぎから言われておりました。
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農家は、人手不足の為、朝から晩まで夜遅くまで働き、もちろん土日祝日など全く関係なく、休みなく働いておりました。
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そのようにして働いていても、手にするお金はわずかしかありません。
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私も経験した事ですが、米作りの間をぬって、苦労して作った野菜も、市場では、
買いたたかれて、本当にわずかのお金にしかなりませんでした。
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それに比べて、かつての普通高校時代の同級生は、ほとんどが公務員や企業に就職し、休みもしっかりもらえ、手にするお金も、私ら家族中で働いたより大きい。
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それも税金を引いた金額だから思い切って使える。
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農家では、その手にした金額より、機械代や農薬代、肥料代、資材代、税金とお金の支出が続き、まともに使えるお金など、ほんのわずかにすぎません。
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「ああ、こんな生活いやだ、こんな生活いやだ」と思っても、先祖代々続いてきた農地や家を捨てるのかと言う声が響く。
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そのおかげで、仕方なく、家を守って、土地を守って、お嫁さんももらわず、年齢を
重ねてきた人は、この日本中に数多く、本当に沢山いると思います・・・
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今、日本各地では、に人口減少が進んでおり、政府は少子化対策に躍起になっております。
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その原因として私が考える事ですが、かつて、このように親や親戚の言う事を従順に聞いて、農業と言う仕事についた人たちが、結婚したくても、結婚できなかったと言う現状が原因としてあると思います。
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その事を深く知っている自分は、少子化対策に沢山のお金を使う事も大事かもしれないが、結婚出来なかった、しっかりとした収入もなく暮らしてきた人だって、この日本の国の成長にかなり貢献したと私は思っております。
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だから、この人たちの事もしっかり考えた政策にして欲しいと思います。
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